小型二輪のシミュレーター教習

原付2種の事故減少率が少ない

原付2種の事故減少率が少ない

警察庁は、小型二輪免許教習に運転シミュレーターの活用を検討している。

 

警察庁は、原付2種(125cc)の事故の減少率が他の二輪車に比べて少ないことから、小型二輪車の免許取得の簡素化には難色を示している。

 

しかし、自動車工業会は、2020年の国内販売100万台の目標達成のために、小型二輪車の免許取得の簡素化を要望している。

 

これを踏まえてシミュレーター教習を活用することで教習日程の短縮ができるかどうかを検討しているというのだ。

 

原付2種は生活モビリティー

原付2種は生活モビリティー

原付2種とは、排気量51〜125ccの二輪車をいい、二輪車のなかでも機動性に優れ、維持費が安いという利点がある。

 

そのため国内メーカーは、車種数を増やすなどして販売に力を入れている。

 

また2008年のガソリン高騰をきっかけに燃費の良さが市場に受け入れられ販売が伸びたという実績もある。

 

現在は通勤や通学用途が主流だが、国内各社は将来の上級移行ニーズをにらんだ事業展開も活発化している。

 

小型二輪免許を短期間で取得

小型二輪免許を短期間で取得

原付2種には小型二輪免許の取得が必要となる。

 

現行制度では1日当たり2・3時限しか技能教習を行うことができないため、小型二輪免許取得のためには、普通免許を持っていたとしてもMT(手動変速)免許は4日間、AT(自動変速)免許でも3日間という日数が必要になる。

 

このため、自工会は教習時限を減らすとか、技能検定の代わりに「みきわめ(教習効果の確認)」で免許取得ができるように要望している。

 

これが実現すればAT免許なら最短1日で小型二輪免許の取得ができるようになる。

 

教習時間の短縮と安全性

教習時間の短縮と安全性

自工会では、免許取得希望者約40人の協力で実験教習を行った結果、技能検定を簡略化しても取得希望者の技能水準が低くなることはなく、免許の交付が十分可能であるとする結果をまとめている。

 

警察庁は「二輪車全体の交通事故が減少傾向にあるなか、小型二輪は他の二輪車に比べ事故の減少幅が小さい。

 

現状においては慎重な検討が必要」(運転免許課)と、自工会が求めるような制度改正には慎重な姿勢を示す半面、安全性の確保を前提に、運転シミュレーターによる教習時間を増やすなどして実質的な教習日程の短縮ができるかどうか検討している。

 

まとめ

(1)シミュレーター教習
(2)小型二輪免許を短期間で取得
(3)教習時間の短縮と安全性が課題

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